常識ってなんだろう

この学年になると高校生の頃には見えていなかったものがわかるようになってきて、そのひとつに”界隈”という概念があるような気がする

界隈とは、一言で言ってしまえばコミュニティーのことである。

自分は化学を習っているから、学問領域の中では少なくとも化学という界隈には属していてその中にある有機化学、もっと言うと高分子分野に(研究室的には)属している。

よくtwitterなんかを見ていると有機化学屋が好んで使う概念(収率、オーバー)や試薬に関するネタ(におい、危なさ)がバンバン出てきてそういうものが有機化学界隈でウケたり、秀逸なものとしてリツイートされたりする。個人的にはそういう化学系の"ネタツイ"がおもしろかったりするのだが、研究室同期や友人には伝わらなかったり、理解してもらえなかったりする。確かに例えばある試薬についてのネタツイならば、その試薬を使ったことのある人しかわからなかったりするのかもしれないが、分からないなりにもネタにされることで興味が出てきたりはしないだろうか。自分はそういうネタから興味が湧くことが多かったので(残念ながら学術ツイートする人は大学には少なかったが)少しでもネタになるようなことをあえて言ったりするし、そのようなネタツイをする人をフォローしてみたりしてる。学年が上がるとともに分かるツイートの数が増えていくことから、その界隈でのネタツイを理解するにはある程度その界隈においての常識のようなもの; コモンセンスが必要だったりする。そのため、界隈にいる人たちが言っていることを理解したい!なんでそれがネタになるのか知りたい!などという欲求が有機化学界隈のコモンセンスの吸収につながり、引いては現在の専門分野、研究に直結したりする。

以上が現在の僕の化学に対する姿勢の全てである。(にしても凄いこと書いてるな😑、高校の同級生がみたら爆笑されそう、意識たかい笑)

そう考えると、そういう界隈に手軽に関わりを持てるインターネット社会、特にSNSはすごいなあと思ってしまう。ひと昔前だったら、リアルな知り合いしか作れなかったわけだし。

だから次の目標は東工大入ったら、そういうコミュニティーに加わることにしようかな。ケムステのslackとか面白そうだしね

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